キーウ(CNN) ロシアが28日未明、ウクライナ全土の標的に向けて600あまりのドローン(無人機)とミサイルを発射した。この攻撃は、ウクライナ戦争で最大規模のものとなった。 ウクライナのゼレンスキー大統領によると、夜間の攻撃により首都キーウで少なくとも4人が死亡した。地元当局によると、キーウおよびその周辺地域で42人が負傷し、南部のザポリージャでは31人が負傷した。28日午前も首都上空では無人機の撃墜が続いていた。
今回の攻撃は、2022年2月にロシアによる全面侵攻が始まって以降、ウクライナ空軍が報告した中で3番目の規模となった。 空軍によると、ロシアは595機のドローンと48発のミサイルを発射した。これには2発の弾道ミサイルと巡航ミサイルが含まれる。防空システムが巡航ミサイル43発とドローンの大多数を撃墜または抑制したという。 ゼレンスキー氏によると、ウクライナは最近イスラエルから地対空ミサイルシステム「パトリオット」1基を受領。年内にドイツから2基の納入を予定している。 ゼレンスキー氏は「この卑劣な攻撃は国連総会の閉幕間近に行われた。これはまさにロシアの真の立場を示すものだ」と非難した。 米ニューヨークで開催された国連総会で演説したロシアのラブロフ外相は、ロシアは北大西洋条約機構(NATO)加盟国と欧州連合(EU)諸国への攻撃を計画していると非難されているが、プーチン大統領は「こうした挑発が何度も虚偽であることを示してきた」と述べた。 ラブロフ氏は「ロシアはそのような意図を持ったことはなく、今も持っていない」としている。 (责任编辑:) |