製作費350億ウォン(約35億7千万円)をかけ韓国映画界の監督&俳優が集結した NETFLIX オリジナルドラマ ※「地獄」200億ウォン/「イカゲーム」250億ウォン/「マイネーム」300億ウォン/で、「ナルコの神 」の350億ウォンは NETFLIXオリジナルドラマの中でも最高値 事業をはじめようとスリナムへ行った男が現地で麻薬嫌疑をかけられて…? 実話をもとにした 稀代の麻薬王 捜査アクション 出典 ⒸNetflix 「ナルコの神」 演出・脚本 ユン・ジョンビン 映画 「許されざるもの」,「悪いやつら」,「群盗」,「華麗なるリベンジ」,「春の夢」,「工作 黒金星[ブラックビーナス](2019年 百想芸術大賞で作品賞を受賞)」,「金の亡者たち」 映画界ではジャンルものの大御所
ナルコの神 (全6話) ★★★★★★★ 星7つ 満点 世界配信 2022年9月9日 Netflix 韓国語表記 수리남 英語表記 Narco-Saints 視聴方法 Netflix
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少々ネタバレあり、致命的なネタバレは避けました あらすじ個人事業で生計をたてる平凡な家庭持ちの男カン・イング(ハ・ジョンウ)が、一儲けしようとスリナムへ。事業は順調に滑りだすが、チンピラの“たかり屋”が次々と会いにくる治安の悪い環境に困りはてる。 そこで、韓国人教会の牧師チョン・ヨハン(ファン・ジョンミン)に相談、調べれば牧師は地域の名士でたよりになる。しかし、今度はイングの輸出品から麻薬が見つかり!? また牧師に連絡するのだが…。 (2022.そら豆) 感想 実話をもとにしたフィクション 実話とフィクションが混在した、実在の人物がモデルのヒューマンドラマでした。そこに、潜入捜査を織り交ぜる銃撃戦アクション。 オープニング【実話をもとに制作されたフィクションです】か~ら~の、ウソやろ(笑)これが事実なわけないやんー!なトンデモ映像の数々。調べるとドラマがほぼ真実、怖いくらいリアルだと知りました。 危機感のある展開が最高に面白かったです。なにが凄いって・・・ つねに疑心暗鬼な麻薬王に対峙する時の主役カン・イングの余裕ある表情。イングは表面上 緊迫感を感じさせない(けど心中焦り)、麻薬王は腹の内を読めない。 潜入捜査が「バレんじゃないの?」と、手に汗にぎる駆け引き。その両者の演技が絶妙です。 役者が高度に演じる、器用で愉快なキャラクターたち。おもしろいなーと観ていると、時にゾッとするような えげつない 映像の連投。そのギャップがうまく溶け込み、全6話にきっちり収められていました。 私は、銃創は平気だけど切り傷を見るのはイヤ。だから「イカゲーム(銃創)」は楽しめて「マイネーム(切創)」は怖かった。「ナルコの神」はその両方をあわせ持つ、その2作品を超える残酷なシーンもありました。「イカゲーム」に負けないくらい人が死ぬ、ゲームではなくこれが実際にあった事件だから余計に怖い。 それでも私が★7満点!としたのは、演出、脚本、キャスト、なにもかも完璧だったから。こんなに完成度の高いドラマを観られて感動です。ただ一つ イケメン不在を除けば・・・そこだけは実に惜しい。 どこまでが実話? 少々ネタバレあり 事実があまりにも奇想天外。 ドラマ放送時に、視聴者から「民間人が潜入捜査なんてそんなバカな、うそくさい~(笑笑笑)」と言われたそうですが。これマジなんです、彼らの行動はほぼ事実っていうか、真実はドラマを上回る。 何度も言いますが、少々ネタバレあり 主役カン・イングの実話→実名 K(仮名)ガールフレンドに電話をかけて結婚 韓国で米軍部隊に食品配達し、カラオケ、カーセンターを経営 スリナムでエイ関連事業 開始 麻薬王から被害を受け ベネズエラ大使館へ届け 韓国の情報員から潜入捜査を依頼される 麻薬王と同居しつつ国情院と連絡を取りあう 自ら麻薬王をだます 私が一番おどろいたのは、電話でプロポーズ成功(そこ?)。普通決めないでしょ。女性がつき合ってもない人からの電話で結婚。Kは魅力的な人物だったのでしょうね-。 麻薬王チョン・ヨハンの実話→実名 チョン・ボンヘン 韓国人の麻薬王がスリナムにいたのも本当です。 麻薬王チョン・ボンヘンについて 韓国で10億ウォン詐欺などの罪を犯し海外逃亡 1995年 スリナム国籍を取得 海洋加工食品の工場を始める 南アメリカの薬物組織と麻薬事業を展開 スリナム大統領デシ・ポーターに賄賂 2005年 インターポール手配リストに掲載 2009年 逮捕 2012年 懲役10年、罰金1億ウォンと宣告 2016年 健康悪化、朝鮮大学病院で死亡 売りさばいた麻薬は1600億ウォンにも上り、史上最悪の麻薬王として韓国に悪名をのこしました。“彼は出所してスリナムで贅沢に暮らしている”という噂はデマで、服役中に他界しています。(Kさんが報復されないか心配で ホッとした) ※情報ソース 韓国サイトnamu.wiki スリナム事件・事故関連内容を説明
このドラマどこまでが実話って?ほとんど実話です(こっそり)。 スリナムとは? 南アメリカ大陸のスリナムは、ブラジルの北東部人口50万人の小さな共和制国家。 麻薬産業がさかん??実際、治安が悪い。 出典 韓国wiki 「スリナム」 エイを すてるエイは世界で2番目にくさい発酵食品「ホンオフェ」の材料ですが。韓国では「マッコリにいちばん合う料理」として愛されています。健康によい高級料理。だから、『スリナム、エイをすてるなんて!?ありえんっ』 てなったわけ。 スリナム政府の反発 ドラマ公開で、国家のイメージ悪化に懸念を示すスリナム政府🇸🇷。治安の悪さや、麻薬密売に大統領が荷担していたことが描かれていますが。韓国俳優の演技力に魅了されたからか、私は視聴後スリナムに悪い印象を持たなかった。チャイナタウンには行きたくないけど。 スリナムの住民も『エンタメでしょ?』って反応のようですよ。この映像をきっかけに政府も、治安イメージ回復キャンペーンを始めるかもしれませんね。 スリナム政府の抗議によって、Netflixのタイトルは「スリナム」→「ナルコ セインツ(麻薬の聖者)」に変更されました。 撮影場所、ロケ地 コロナ禍での撮影は、南米のドミニカ共和国で。生い茂るジャングルは済州島+CG、韓国でセットもつくられました。 ユン・ジョンビン監督はヤシの木まで育ててスリナムの自然を再現するために努力し、CGも積極的に使用したという。それでユ・ヨンソクはドミニカ共和国でたった1つのシーンだけ撮影したという。言い換えれば、劇中のデビッド・パクが出てくる場面はたった1つの場面を除けばすべて国内で撮影したということ。 出典 韓国サイト namu.wiki え?ヤシの木を育てて撮影??監督のこだわりの熱量が普通のドラマではありません。もはやドラマ制作の情熱大陸、これはお金がかかるわー。 Netflix 予告編 予告編だけではこのドラマの良さは伝えきれない。未視聴の方は、たったの全6話なので是非本編を観ていただきたいです。 この動画は2分間で 少々ネタバレが含まれます
キャスト ※青が演じた役者で年齢はドラマ公開当時 主要キャストカン・イング↓ 個人事業主。カラオケ経営、ガソリンスタンド→水産加工業 友人 パク・ウンス(ヒョン・ボンシク)・・・エイのもうけ話をもちかける 妻 パク・ヘジン(チュ・ジャヒョン)・・・飲食店経営、息子と娘を育てる ハ・ジョンウ 年齢44歳、身長184㎝ 出演作品「武人時代」,「プラハの恋人」,「ヒット」/ 映画 「許されざるもの」,「悪いやつら」,「群盗」,「神と共に」 出典 ⒸNetflix 「ナルコの神」 チェ・チャンホ↗︎ 韓国の国家情報院要員、アメリカ局チーム長 パク・ヘス 年齢40歳、身長181㎝ 出演作品 「イカゲーム」,「ペーパーハウスKorea統一通貨を奪え」
チョン・ヨハン↙︎ パラマリボ韓国人教会の牧師 ファン・ジョンミン 年齢51歳、身長180㎝ 出演作品 「アクシデントカップル※」「ハッシュ」/映画「華麗なるリベンジ」,「工作 黒金星[ブラックビーナス],「人質」 出典 ⒸNetflix 「ナルコの神」 デヴィッド・パク↑ 麻薬組織の法務担当 ユ・ヨンソク 年齢38歳、身長183㎝ 出演作品 「応答せよ1994」,「浪漫ドクターキムサブ」「賢い医師生活」,「ミスターサンシャイン」
ピョン・ギテ↗︎ 麻薬王の右腕 チョ・ウジン 出演作品 「メディカル・トップチーム」「秘密の扉」「元カレは天才詐欺師~38師機動隊」「トッケビ」「シカゴ・タイプライター」 その他のキャスト チェン・ジェン(チャン・チェン)・・・中国人ギャング イ・サンジュン(キム・ミングィ)・・・麻薬王の執事 キャストの感想 主役のカン・イングの特技がすごい 柔道の経験があり強い 英語をしゃべれる 物怖じしない性格、交渉力 処世術に長けている人物。なんだかんだ賢い人です。本人が目指せば官僚にだってなれたかも (多分、彼はならんけど)。 他に、イカゲームの人や郵便局員役だった人も出ていました(映画を観ないそら豆談 ←映画俳優を知らない) ぷかぷかとタバコをふかしながら裸にガウンをはおり大股で歩くファン・ジョンミンが結構ツボ。彼はなんか憎めない(タバコ🚬そんなに吸って大丈夫?と心配した)。 以上、イケメンが少ないドラマのキャスト紹介サッサと終わり。 最後に 序盤は韓国から始まり、おー、これなら私も観られるわ♥と軽快に視聴していたのですがやはり途中エグイ・・・。完全に大人向き、お子様は決して観てはいけません。 主役のカン・イングが眼鏡をキュッと上げるビジネスマン姿に萌えた。時々優しいお父さんの柔らかい表情になることも。彼は、すでに死を覚悟しているように見え。家族を守ること以外に生きる理由がなかった気がします。 カン・イングは子どもに胸を張れる何かを成し遂げたかった、だから命がけでムチャなことに挑戦する。この件でやっと生きている実感を持てたんだと思います。彼の原点は“自分”ではなく、“家族”でした。ここまでの愛をこう描くのか・・・。 ところで、視聴後に気づくラッキーアイテムがあり、重要な意味があると論争されていますが。私は『いくらで売れるかな?』としか思えませんでした(やはり、韓ドラそら豆はガーでもない)。 これ、本物なんだそうです、持ち主が驚いてインスタで本物だと知らせました。オークションで落札したのかな?なるほど、だから製作費350億ウォンもかかったわけか。
参考文献 韓国サイトnamu.wiki スリナム事件・事故関連内容を説明します
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