|
ジェットスターはJAL系列のLCC(ローコストキャリア)で、成田空港や関西空港を拠点に主要都市を結ぶ格安航空会社である。ANA系列のLCCとしてはPeachがある。 JALやANAといったフラッグシップキャリアと比べて運賃がかなり安く設定されているが、実際のところ座席やサービスなどはどうなのだろうか? 今回は実際にジェットスターの福岡~成田線に搭乗し、LCCのメリットやデメリットまで徹底解説する。
ジェットスターの航空券は公式ホームページから購入可能なのだが、予約する際にいくつか注意しておきたい点がある。 LCCでは、このようにいくつかのプランを選択可能だが、それぞれ細かい違いがある。特に 無料で手荷物を預けることはできるか 無料で払い戻しはできるか 無料で日付や時刻の変更はできるか には気を配りたいところ。4つのプランについて簡単に違いを解説すると、値段やサービスは以下のような順になる。 Starter(低)<<<Starter Plus<Flex<Flex Plus(高) 4つのプランの詳しい違いは以下の通り。 メリット:とにかく安い。JALやANAと比べて3分の1から4分の1程度の運賃が設定されていることもある。さらに座席の指定が可能で、JALのマイルも貯まる。 デメリット:安さの反面、サービスは最低限。無料で手荷物を預けられなかったり、払い戻しができなかったり、日付や時刻の変更ができなかったり... メリット:座席を指定でき、無料で手荷物を預けられる。軽食や飲み物も無料で頼める。 デメリット:Starterに比べると+3000円前後(路線や日付による)。無料で払い戻しができなかったり、日付や時刻の変更ができなかったりする。 メリット:日付や時刻の変更や、払い戻しが無料になる。 デメリット:手荷物を預けられない。値段もそれなりで、Starter Plusと比べると値段は数百円程度高い(路線や日付による)。 メリット:フルサービス。サービス自体はJALやANAとあまり変わらなくなる。 デメリット:値段が高い。Starterに比べると+4000円前後(路線や日付による)。
ジェットスターではA320ファミリーの機材を主に運航している。このように座席配置が3+3の小型機である。 座席配置自体はJALやANAの小型機(ボーイング737など)と変わらない。
しかし座席の幅はJALやANAとかなり差がある。ジェットスターなどのLCCは、JALやANAに比べ座席の幅が狭くなっている。 画像のように、ジェットスター(前者)は圧迫感があるのに対し、JAL(後者)の座席の間隔はかなり余裕がある。
座席の座り心地については、ジェットスター(前者)とJAL(後者)でそこまで差はないと感じた。 コンセントについてはジェットスターは基本的に利用不可なので、利用可能なJALに軍配が上がる。
Starter PlusとFlex Plusでは、このように軽食と飲み物を無料で注文できる。プランによって軽食を頼めるのはジェットスターの特色の1つだ。 また、この2つのプランでは手荷物を無料で預けることができ、サービス自体はJALやANAとあまり変わらないと感じた。個人的には座席指定ができることも魅力だった(飛行機に乗るからには窓側に座りたいので)。 飛行機に乗る日程も時刻も決まっていると、払い戻しや日時の変更をする必要性がなくなる。ということで今回私はStarter Plusを選択した。
福岡空港の搭乗口は1番だった。端にあるのでかなり歩く必要がある。 ジェットスターなどのLCCでは、搭乗口やカウンターが遠い場合がよくある。座席やサービス以外でもJALやANAとの差が感じられる。
この日は福岡空港の混雑と悪天候の影響で、約1時間遅れのフライトとなった。 今回は仕方のない遅延かと思うが、LCCではJALやANAに比べて遅延しやすいので、多少の遅れを見越して旅程に余裕を持たせることも大事。
福岡空港を離陸した直後の写真。市街地の近くに空港があるので、福岡の街並みがはっきりと見える。
雲の上に出てきた。今回は天気が悪く、雲に覆われて景色が単調なのが残念だった。
雲の切れ目から少しだけ景色が見えた。
成田空港に近づくと、再び雲の中に入る。
雲底がかなり低く、着陸直前になってようやく地面が見えてきた。成田空港のターミナルビルと駐機場が見える。
無事に成田空港に着陸した。
ジェットスターなどのLCCは主に第3ターミナルを利用する。こちらの第3ターミナルだが、とにかく駅まで歩く。めちゃくちゃ遠い。 地面が陸上のトラック風になっているので歩くこと自体は楽しいが、やはり遠いなという印象が勝る。 最後にジェットスターをはじめとするLCCのメリットとデメリットについてまとめた。 とにかく安い。 プランを選べる。 安い分サービスが省略されている。 搭乗口やカウンターが遠い場合がある。 JALやANAに比べてよく遅延する。 サービスを追加しようとすると値段が高くつく。 大都市圏の空港が遠い(成田や関空)。 手荷物を預けたい場合や、日時変更をしたい場合などは値段が高くつく。 特にLCCでは成田や関空など、大都市圏の空港が遠く、電車賃やもろもろの手間を考えるとJALやANA、あるいはスカイマークなどのミドルコストキャリアを利用したいという方も多くいるはずだ。 ジェットスターなどのLCCは、飛行機代をとにかく安く済ませたい方にオススメ。 ただし、サービスを追加すると値段が上がったり、もろもろの手間がかかったり、成田や関空など大都市圏の空港が遠かったりと、デメリットは少なくない。 結果的にJALやANA、あるいはスカイマークなどのミドルコストキャリアを使った方が賢明という場合もある。 (责任编辑:) |

















